蹴りたい「私見」
「私見ですが」「個人的な意見ですが」
あちこちのブログのコメント欄で、この前置きや中置きを目にする。たとえば最近のプロ野球での裏金をめぐる改革案などについてのとき、粉飾決算なり経済事件に対する意見などのとき。いや、なんに対してでも登場するんですけどね。
この「私見ー」が出てくるコメントは、たいてい読むに値しない。お前に言われんでもわかっとるんじゃ、匿名で短く根拠も薄弱なコメントという意見がお前風情の管見に基づく短文だということは。「私見」だとわざわざ文字で書く人は、自分がたいしてモノを知らず深く考察もせずに脊髄反応で書いてみただけということがわかりますねえ。
ためしにGoogleに「私見ですが」「個人的な意見ですが」をぶちこんで検索してごらんなさい。ゴミのような短文や回答があふれてきます。